せとかジュレ
2018年 05月 26日
BGMで。
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ある朝の事
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相棒:「あなたが作ってくれてたジュレが切れたから、ヨーグルトはハチミツでいい?」
私:「いいよ。今日はメール処理が終わったら産直市で何か買って作っておくよ。」
相棒:「そんなつもりじゃなかった無かったんだけど。。」
私:「全然いいよ。」
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産直市にて。
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独り言:「”せとか”が手で皮が剥けるし、この量で300円は安くない? これにしようか。」
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「仕事も終わったから、さぁ~始めるか。。」
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「一つ虫が食ってるな。」
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「いい香りだな。美味しいのができるといいけど。。」
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「外皮を剥いて、房はそのまま煮込んでしまおう。」
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「焦げ付かしても叱られない鍋に”せとか”と砂糖を入れて...」
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「蜂蜜も入れよう。」
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(味見して)
「これは、ほろ苦くて酸味も丁度良くて美味い。風味もいいな。」
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「空き瓶に詰めてこれだけか。でも、しばらくは大丈夫。。」
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「百合~! 出来た。。。瓶が熱いから触らないでよ。ちょっとだけ味見する?」
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その日の夜
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私:「”せとか”でジュレを作ってみたから、後で食べようか?」
相棒:「綺麗な色と果肉感を見ただけで美味しいのが分かるよ。」
私:「房はそのままだから、どうかな?」
相棒:「あなた、来年の5月に八幡浜で開催される国際マーマレード大会に出て見たらどう?」
私:「あれ? 俺が? 無理、無理、無理...無理に決まってるだろう。」
相棒:「専門店が作る、”高級で美味しいだろう”っという味と違って、素人の素材の美味しさがそのままってのが良いと思うんだけど。。」
私:「審査員の前で作るの?」
相棒:「分からない。作って送るだけじゃない?」
私:「もし、そうなら出してみてもいいかな?」
相棒:「何の柑橘にする?」
私:「そもそも、マーマレードとは何? ジャムとどう違うの?」
相棒:「確かに。。私達はそこからだね。」
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<記事>
http://www.city.yawatahama.ehime.jp/docs/2018020800010/
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おしまい。