❶.丘の上の靴工房「暁」さん(新しい靴)
2017年 04月 29日
BGMで。
・
・
■❖ 午後3時15分頃 暁さんに到着 ❖■
・
ピクニックをしていた突堤から15分でほどの丘の上に靴工房「暁」さんがあります。
私:「こんにちは。 ご無沙汰しております。 急なお願いで申し訳ございません。」
中田さん:「とんでもございません。 お久しぶりです。 どうぞ。どうぞ。」
・
・
・
私:「最近靴のしわが深くなってきたのか..親指の付け根が痛くなるんですが...」
中田さん:「裏に丁度皮を重ね縫ってる部分があるので、その部分が押すんでしょうかね..その部分だけ少し皮を柔らかくしてみましょうか?」
私:「お願いします。」
・
・
中田さん:「どうですか?」
私:「いい感じです。痛くなくなりました。」
中田さん:「どうしても痛くなったら、中敷きの前の部分だけ貼り合わせを取ってもらえば大丈夫だと思いますよ。」
私:「皮が柔らかくなったので痛くなくなったので、大丈夫そうです。 ありがとうございます。」
・
・
中田さん:「それはそうと、1月にご注文をいただいていた靴がほぼ仕上がってますよ。フィッティングしてみますか?」
私:「本当ですか? 履いてみます..」
・
・
私:「凄く格好いいですね。中田さんと色々打ち合わせさせていただいて良かったです。」
中田さん:「渋くて格好良く仕上がりました。 この靴は手が込んでいて大変でした...」
私:「お手間を取らせてすみません..」
中田さん:「そういうのではなく、職人魂というか..」
私:「裏皮も柔らかい素材にしてもらっているようで..履き心地抜群です。 気持ちいいです。。」
中田さん:「皮は8枚重ね縫いなんですよ。ご要望のスニーカー感覚で履けるように踵も柔らかい芯抜き仕上げです..」
私:「えぇ! そんなに。」
・
・
・
私:「このデザインでトォーの部分が丸いデザインが気に入りました。デニムでも良さそう..」
・
・
写メを撮って相棒へメール
・
・
・
・
・
中田さん:「この靴は履き込んで行くと色が沈んで渋くなってきますよ。
このバルモラル(内羽根式)のメダリオンはもともとイギリスの狩猟用ブーツなどで、
靴に傷がついても目立たなく湿気を適度に逃がす目的で穴が開けられたそうです..」
私:「そういう背景が分かると靴にも一層愛着がわきますね。。 今度は子供に持って行かれないようにしないといけないですね。」
・
・
私:「あっ!そうだ。中田さん珈琲飲みませんか?」
中田さん:「いいですね。買ってきましょうか?」
私:「Jeepに珈琲セットがあるんで、直ぐ淹れられますから..」
中田さん:「ほぉ..いいですね。渋い~」
私:「中田さん 甘い物は大丈夫ですか?」
中田さん:「甘い物は大好きですけれど..」
私:「実は鯛焼きがあるんです。さっき港の突堤で鯛焼きを焼いたんですよ...」
中田さん:「へぇ~ そんな事もやるんですか?」
(しばらく製靴業界の事や地域活性..鯛焼きと珈琲で話し込んで仕事の邪魔をしてしまいました)
・
・
私:「中田さんありがとうございました。まさか頼んでいた靴ができているとは思わなかったので嬉しいです。」
中田さん:「あと少しで出来上がりですから、3日後以降ならいつでも取りに来てくださいね。。」
・
・
夕暮れの来島海峡大橋を渡って帰ります。
・
独り言:「写メを送るのを忘れていたから、驚かせてやろうかな?」
・
・
■その夜■
私:「今日ね大島にピクニックに行ってから「暁」さんの所に靴の調整に行ったら...」
相棒:「お元気だった?」
私:「元気だったよ。それより、ジヤジャ~ン! この靴はどう?(撮った写真をパソコンで..)」
相棒:「凄く綺麗でお洒落な靴ね! いつ頼んでいたの? 手が込んでいて仕立ての美しい靴だね。流石「暁」さんね。。」
私:「1月に頼んで5月初旬になると言っていたのに...」
相棒:「忙しいのに無理してくれたんだよ..今度は子供達に持って行かれないようにね。」
私:「今度のドライブに履いて行こうかな?」
・
長男に持って行かれた「暁」さんで誂えた靴
http://beetlemomo.exblog.jp/27213273/
・
つづきます。