❶高知の朝市
2017年 08月 02日
BGMで。
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■❖ 梅雨の休みの朝 ❖■
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相棒:「今日は雨らしいね。少しは涼しくなるかな?」
私:「午前中は何とか持ちそうだな? 一年ぶりに高知の朝市に行こうか? 」
相棒:「今から?」
私:「あり物のおかずを詰めて弁当を持って行こうか? 前回は昼食場所が混雑して苦労したから...」
相棒:「急いで詰めるね。9時出発ね。」
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(高知市内に到着)
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相棒:「何とか天気が持ってくれるといいね。 楽しみ。。」
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私:「さぁ~ ゆっくり見て歩こうか?」
相棒:「去年は少し行った屋台で赤紫蘇を買ったよね。」
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私:「今日は夏休みの子供みたいな服装やな。」
相棒:「高知は暑いと思ってアロハを着て来たんだけど..おかしい?」
私:「大丈夫。」
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相棒:「あった! ここで買ったんだよ。 今年も買おうか?」
私:「紫蘇ジュースを作ってよ。 美味しいよね。」
相棒:「すみません。 この赤紫蘇を4束ください。」
お婆さん:「ジュースにするの? ジュースなら水を一升と砂糖400gとリンゴ酢を200CCで美味しくできるよ。」
相棒:「楽しみです。お聞きした配合で作ってみます。」
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お婆さん:「赤紫蘇を塩もみにして... これも美味しいよ。 作ってみいや。」
相棒:「こちらも試しに作って見ます。じゃ~もう一束ください。 ご親切にありがとうございました。」
私:「色々な単位で教えてくれたね。。」
相棒:「何の事?」
私:「水は”升” 砂糖は”g” 酢は”CC” だったよね。」
相棒:「そうか。。」
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”アクリルたわし”の店?
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私:「紫蘇を抱えて歩くのは大変だから、先に車に置いてきたら?」
相棒:「そうする。」
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相棒:「お待たせ。 何? はちみつ屋さん?」
私:「はちみつより興味深い物がいっぱいあって..」
お兄さん:「養蜂家なんですが、はちみつ以外にも色々あって、女王蜂もありますよ。」
私:「それならここにも。」
相棒:「私の事?」
私:「・・・・いくらですか?」
お兄さん:「届いたばかりで18000円です。どうですか?」
私:「おぉ...もう要りません。」
お兄さん:(笑い)
私:「養蜂なんかしたらご近所さんから苦情が来てしまいますね。」
お兄さん:「趣味で養蜂をされる方は意外に多いんですよ。。」
相棒:「そうなんですか?」
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私:「そっちは何ですか?」
お兄さん:「ミツバチが集めて巣に持って帰った花粉球です。」
私:「この花粉球はどうやって取るんですか? 一匹ずつピンセットか何かで摘み取るんですか?」
お兄さん:「いいえ。巣の入り口にタラップをぶら下げていて、そこをくぐる時に蜂が落とすので拾い集めます。」
私:「少し可愛そう。 花粉は何にいいんですか?」
お兄さん:「色々な天然成分が含まれていて、ヨーグルトに掛けたりして食べます。 試食をどうぞ。」
相棒:「少し甘いですね。」
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相棒:「この一瓶分だと凄い数の蜂が苦労して集めたんだろうね。。」
私:「本当だね。。。」
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私:「これは?」
お兄さん:「蜜蝋です。 家具などのメンテや蝋燭の原料として使います。」
私:「古いテーブルとかのメンテだと、そのまま塗るだけでいいんですか?」
お兄さん:「そうです。ピカピカ✨になりますよ。」
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私:「じゃ~ その花粉球と蜜蝋をください。」
お兄さん:「いいんですか? ありがとうございます。」
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(お店を離れ)
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相棒:「あなた買うと思ってたよ。」
私:「だって若者が一生懸命商売をしているのに、売れて無さそうだから。。」
相棒:「やっぱり。 いつもね。 そうだと思った。。」
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相棒:「昨年も買ったけど、これも買うんでしょ?」
私:「買うよ。 少しだけど若者に協力してあげよう。」
相棒:「(笑い)どれにする?」
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相棒:「大瓶を1本ください。」
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相棒:「まさか?」
私:「鹿は駆除対象だけど、こうして加工品になるとね...ちょっと。。」
相棒:「だよね。」
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相棒:「美味しそうな匂いが...お腹空いてきたね。」
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私:「いつもの「芋天ぷら」を一袋買って、食べようか?」
相棒:「だと思ってたよ。」
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私+相棒:「いつもながら、美味しいね。」
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相棒:「高知城には、いつか行ってみようか?」
私:「今日は雨が降りそうだから、今度にしようか?」
相棒:「楽しみは先に..」
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つづきます。